月イチイベントは苗木植樹&マウンドづくりでした!

2月21日(土)、穏やかな陽気の週末、かなめのもりのサポーターズクラブ、月イチイベントは、苗木植樹とマウンドづくりの施工を行いました。今回は緑の先生・稲村純一さんと南川雅弘さんに、田中嵩大さんが加わり、3人で1階通路「かなめのこみち」のマウンドを2箇所を増設する作業を進めながら、指導をしてくれました。

かなめのこみち。マウンドの間の通路を埋めるようにつくるマウンドの位置と大きさを確認。ちょうど稲村さんが立っているところに中低木を植えることに。

サポターズクラブメンバーと一般参加の方々に、植える位置と苗木について説明。今回はかわいい参加者さんが張り切って手伝ってくれました。

カブトムシの幼虫発見! ネコで土を運ぶ作業も子どもさんの目線では宝物の発見に。

丸3年を過ぎ、コナラやクヌギ、モミジやヤマザクラなどの高木樹種は3メートル以上に育っています。その間に植える樹木は、森の中で高木樹種の間から差し込む光で育つような中低木が向いています。今回稲村さんが選んだのは落葉樹のクロモジと常緑樹のサカキ。
さっそく「地拵え」をしていきます。

かなめのもりの大きな特徴のひとつは「地面の浸透環境」です。市街地では通常、雨水は道路などに落ちたあとは排水溝から地下の下水道などに集められて海に流されます。近年は集中豪雨やゲリラ豪雨などの影響で、より高い排水機能がより求められるようになり、「地下放水路」や巨大地下トンネルなどをはじめ、地下空間に大規模な貯水空間が施工されるようになりました。私たちは雨水が排水されることが日常となり、都市の水環境にあまり疑問を持たなくなっています。

かなめのもりでは、雨水を建物の外に排水するのではなく、なるべく敷地の土の中に深く浸透させて、土の中の生きもの、植物や微生物が育つ環境にしています。1階のかなめのこみちの地下深くには長い杭が何本も打ち込まれていますし、表層はグリ石がしっかりと敷き詰められて、雨水が流れずに浸透する構造になっています。
グリ石の上はウッドチップや落ち葉が敷かれていて、人が歩いても踏み固めることはありません。そして歩き疲れない。

前置きが長くなりましたが、このような土地の環境がもともと整っているので、今回苗木を植える時も、軽く竹炭とくん炭、落ち葉と土を重ねてマウンドをつくるだけで良いのです。

細い通路のようだった箇所にマウンドをつくって、クロモジを植えました。マウンドの縁は木の枝の曲線を生かしたしがらを参加者の方と整えました。

もう1箇所のマウンドのしがらをグリ石で固定。建物の雨落ちになる箇所にもグリ石を施工しました。

この日はかなめのもりのビルの設計者、川島範久さんがノルウェーからのインターン生を連れてきてくれました。かなめのもりの環境のつくり方や資材を実際に見る、またとない機会でした。

健康な森のような浸透環境が整っているため、かなめのもりでは苗木で植えたはずのない樹木があちこちで芽吹き、すくすくと育っています。
ムクやエノキ、珍しいものではヤマモモなど。鳥たちが実や種を食べてフンを落としていった実生の木々たちは、3年目ともなると、苗木から育った樹木たちよりも幹も太く、樹高も高く、驚きます。ちょっと道に幹や枝が伸びてきていて、人が歩きにくくなりそうな樹木は、手鋸で剪定します。

通行に支障が出そうなムクの木を剪定する参加者さん。手鋸初挑戦でした!

マウンドの作り方、しがらのつくり方、整え方、苗木の植え方まで盛りだくさん。ネコで土を運んだり、炭やくん炭、落ち葉を撒いたり、枝や被覆木を剪定したり。午前中、あっという間の2時間でした。

ご参加くださったみなさま。ありがとうございました! 
次回は3月28日(土)。午前中は焼き杭を打って浸透環境をつくりながら、看板にしてしまう環境改善と木工のハイブリッド作業。午後はかなめのもりのよもぎを摘んで、茹でて白玉団子を参加されたみなさんといただく春のお茶会を開催します。
3月は第4土曜日開催になります。
お子さん連れも大歓迎。みなさんと春のかなめのもりでお会いできることを楽しみにしています!


月1回の活動とかなめのもりの屋上でのアクティビティに参加ができる、サポーターズクラブのメンバーを募集中です。ぜひご参加くださいね。